ファミマのおでんが近所の店舗で売ってないのは、販売中止になったからではなく、鍋で煮込む店内調理のおでんが「限定店舗」での販売になっているためです。ファミリーマートは2024年9月の発表で「限定店舗にて発売」と明記しており、2021年の発売時点では全国約3,800店での取り扱いでした。国内の店舗数は2026年9月30日時点で16,466店ですから、鍋おでんを置いていない店のほうが多いという状況です。
「去年までは置いてあったのに今年は見当たらない」「隣の駅のファミマにはあるのに自分の最寄り店にはない」という声が出るのはこのためです。しかも2025年と2026年は公式のニュースリリースが出ておらず、いつから、どの店で始まるのかが分かりにくくなっています。
この記事では、ファミマのおでんが売ってない理由、2026年10月時点の公式ラインナップと税込価格、鍋おでんが無い店でも買えるチルドおでん、そしてセブン-イレブン・ローソンとの違いを、公式サイトとプレスリリースをもとに整理しました。
- 鍋おでんは全店販売ではなく限定店舗での販売(2024年公式発表)。2021年時点で全国約3,800店
- 取扱店が限られる背景は人手不足・調理と清掃の手間・廃棄コスト(流通アナリストの解説)
- 2026年10月時点の公式ラインナップは12品、税込145円〜198円。はんぺんやごぼう巻は地域限定
- 鍋が無い店でもチルド惣菜「和風だし香るおでん」(税込328円・7種入り)が買える
- セブンは地域別に33件を掲載、ローソンは店内調理で税込120〜198円。価格帯は3社とも近い
ファミマのおでんが売ってないと言われる3つの理由

- 鍋おでんは「限定店舗」での販売になっている
- 店側の負担が大きく、取りやめる加盟店が増えた
- 9月から2月ごろまでの季節商品で、時期を外すと置いていない
理由1: 鍋おでんは全店ではなく限定店舗での販売
ファミリーマートの鍋おでん「だしおでん しみしみ亭」は、2024年9月20日のプレスリリースで「※限定店舗にて発売いたします」と明記されています。2023年のリリースにも「店舗によっては販売のない場合がございます」とあり、2026年10月時点の公式商品ページにも「地域・店舗により商品のお取り扱いがない場合がございます」という注記が付いています。
取扱店舗数は年を追うごとに絞られてきました。2020年9月の発表では「全国約4,800店」で鍋おでんを発売、2021年9月の発表では「全国約3,800店」です。日本経済新聞は2021年11月に「コンビニおでん、人手不足で激減 ファミマ、提供店2割」と報じており、2019年までほぼ全店だった取り扱いが約2割の店舗まで減ったと伝えています。2022年以降は公式に店舗数が公表されていませんが、国内16,466店(2026年9月30日時点)のうち鍋おでんを置く店は一部に限られると考えてよいでしょう。
| 年度 | 発売日(公式発表) | 取扱店舗に関する記載 | 均一価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 9月15日 | 全国約4,800店で鍋おでんを発売 | 86〜140円の4価格帯 |
| 2021年 | 9月7日 | 全国約3,800店で発売 | 90〜120円の3価格帯 |
| 2023年 | 9月12日 | 店舗によっては販売のない場合あり | 125円(一部商品を除く) |
| 2024年 | 9月24日 | 限定店舗にて発売 | 130円(一部商品を除く) |
| 2025年・2026年 | 公式リリースなし | 商品ページに「地域・店舗により取り扱いがない場合あり」 | 145〜198円(2026年10月時点の商品ページ) |
理由2: 店側の負担が大きく、取りやめる加盟店が増えた
おでんは店舗スタッフが仕込みから販売まで行う商品です。流通アナリストの渡辺広明氏はオトナンサーの取材(2019年11月)で、コンビニがおでんをやめる要因として人手不足、調理の手間、ファストフードの商品数増加、廃棄コストの4つを挙げています。
同記事によると、おでんの調理と容器の清掃には1時間半から2時間ほどかかり、調理後も温度管理やつゆの追加が必要です。各社は調理後4〜8時間程度で廃棄するルールを設けており、廃棄コストの大部分は加盟店の負担になります。1日100個ほど売らないと採算が取れないとされ、住宅地の小さな店ほど続けにくい商品だと分かります。
さらに2020年以降は新型コロナウイルス対策として、什器の蓋を常に閉めてスタッフが取り分ける方式に変わりました(2020年9月の公式発表)。セルフで取る方式より手間が増えたことも、取扱店が絞られた一因と見られます。「売ってない」のは店が手を抜いているからではなく、人手と採算を考えた加盟店ごとの判断だという点は押さえておきたいところです。
理由3: 9月から2月ごろまでの季節商品
ファミマのおでんは通年商品ではありません。公式発表では2021年が9月7日、2023年が9月12日、2024年が9月24日の発売で、金曜セールの期間は2024年2月23日まで(2023年度)、2025年2月28日まで(2024年度)と設定されていました。つまり例年9月中旬〜下旬に始まり、2月末ごろに終わるのが基本パターンです。3月〜8月に探しても見つからないのは販売期間外だからで、売ってないわけではありません。
2025年以降は発売日のプレスリリースが出ていないため、「今年はいつから」が分かりにくくなっています。確かめたいときは公式サイトのおでんページに商品が掲載されているかどうかが目安になります。2026年10月15日時点では12品が掲載されており、今シーズンの販売は始まっています。
2026年のファミマおでん 公式ラインナップ12品と税込価格

- 公式商品ページに載っている12品と価格
- 地域によって違う具材(はんぺん・ごぼう巻など)
- 価格は2020年から段階的に上がっている
- 毎週金曜20円引きセールは今年どうなっている?
公式商品ページ掲載の12品(2026年10月15日時点)
ファミリーマート公式サイトのおでんページには、2026年10月15日時点で次の12品が掲載されています。価格は軽減税率8%の税込表示で、定番の具材は145円、たまご・厚揚・ウインナーなどは150円、餅入り巾着は185円、牛すじ串は198円です。
| 具材 | 税込価格 | 発売地域の注記 |
|---|---|---|
| 厚切大根 | 145円 | 全国 |
| 三角こんにゃく | 145円 | 全国 |
| 結び白滝 | 145円 | 全国 |
| 焼ちくわ | 145円 | 全国 |
| はんぺん | 145円 | 北海道・東北・関東のみ |
| ごぼう巻 | 145円 | 東海・北陸・関西・中国四国・九州・沖縄 |
| 味付たまご | 150円 | 全国 |
| 厚揚 | 150円 | 沖縄を除く |
| だし巻玉子 | 150円 | 全国 |
| あらびきウインナー | 150円 | 全国 |
| 餅入り巾着 | 185円 | 全国 |
| 牛すじ串 | 198円 | 沖縄を除く |
2024年の発表では「厚切大根」「味付たまご」「結び白滝」「厚揚」「三角こんにゃく」が2023年度の売上トップ5でした。迷ったらこの5品が定番で、組み合わせても低カロリーに収まるとして公式が推していた顔ぶれです。
地域で違う具材に注意
同じファミマでも、はんぺんは北海道・東北・関東だけ、ごぼう巻は東海より西だけというように、具材には地域差があります。関西で「はんぺんが無い」、関東で「ごぼう巻が無い」のは店の品切れではなく、もともと発売地域に入っていないためです。つゆも地域ごとに配合を変えていると歴代のリリースで説明されています。
価格は2020年から段階的に上昇
公式発表の価格を並べると、2020年は税込86〜140円の4価格帯、2021年は90〜120円の3価格帯、2023年は125円均一、2024年は130円均一(一部商品を除く)でした。2026年10月時点の商品ページでは145円〜198円ですから、定番具材で見ると2年で15円ほど上がっている計算です。原材料や人件費の上昇を受けた改定と考えられますが、理由についての公式説明はありません。
毎週金曜20円引きセールは?
2023年度と2024年度は、発売から2月末までの期間中「毎週金曜日はおでん全品20円引き」が公式に実施されていました。一方、2026年10月15日時点の公式おでんページや公式リリースには金曜セールの記載がありません。今シーズンの実施は確認できていないため、店頭のPOPやファミマ公式アプリのお知らせで確認するのが安全です。
近所のファミマで売ってないときの探し方と代わりの買い方

- 鍋おでんを置いている店の見分け方
- 店舗検索と電話で取り扱いを確かめる
- 鍋が無い店でも買えるチルド「和風だし香るおでん」
- どうしても見つからないときはレトルト・通販という手も
鍋おでんを置いている店の見分け方
鍋おでんがある店では、レジカウンターの上に蓋付きのおでん什器が置かれています。2020年以降の推奨販売方法では「什器はお客さま通路側ではなくカウンターの上に配置」「蓋は常に閉めた状態」「商品はすべてスタッフが取り分けて提供」とされているため、以前のように通路側で湯気が見える置き方ではなく、レジの奥に蓋をして置かれていることが多くなっています。入口から見えなくても、カウンター上を確認してみると置いてある場合があります。
店舗検索と電話で取り扱いを確かめる
公式サイトの店舗検索では各店の住所と電話番号が調べられます。おでんの取り扱いは店ごとの判断で変わるため、買いに行く前に店舗へ電話で「鍋のおでんはありますか」と聞くのがいちばん手堅い方法です。1日100個ほど売れないと採算が合わないとされる商品なので、住宅地の小規模店より駅前やオフィス街など客数の多い店のほうが取り扱いの可能性は高いと考えられます。
鍋が無い店でも買える「和風だし香るおでん」
鍋おでんを置いていない店でも、チルド惣菜コーナーには「和風だし香るおでん」(304円・税込328円)が並んでいます(2026年10月15日時点の公式サイト掲載商品。地域・店舗により取り扱いがない場合あり)。かつお節ベースのつゆに昆布の旨みを加えた和風だしで、大根・たまご・結びしらたき・こんにゃく・ちくわ・さつま揚げ・昆布の7種が入っています。1人分の夜食やおつまみなら、鍋おでんの3〜4品分に近いボリュームを1パックで済ませられます。
ファミリーマートは2020年の時点でも、鍋おでんの代わりとして「レンジおでん」(当時6個入り・税込358円)やパウチタイプのおでんを全国約16,300店で展開すると発表していました。鍋の取扱店を絞る一方で、チルドやパウチで「おでんそのもの」は全店規模で買えるようにするのが近年の方針と読み取れます。
| 買い方 | 価格の目安(税込) | 買える店 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 鍋おでん(店内調理) | 1品145〜198円 | 限定店舗のみ | 好きな具材を選びたい・温かいものをすぐ食べたい |
| チルド「和風だし香るおでん」 | 1パック328円 | チルド惣菜を扱う店(地域・店舗により無い場合あり) | 鍋が無い店で手軽に済ませたい |
| レトルト・常温おでん(通販・スーパー) | 商品により異なる | Amazonやスーパーの加工食品売り場 | まとめ買いして常備したい |
どうしても見つからないときはレトルト・通販
近隣に鍋おでんの店が無く、チルドも売り切れという場合は、レトルトや常温パックのおでんを常備しておくのも一つの方法です。湯せんや電子レンジで温めるだけで食べられ、賞味期限も長いので非常食としても使えます。寒い日の夜食用にいくつか買い置きしておくと、コンビニを何軒も回らずに済みます。
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セブン-イレブン・ローソンのおでんとの違い

- 3社の販売方式と価格帯の比較
- セブンは地域ごとに具材を細かく変えている
- ローソンは店内調理で沖縄限定の具材も
3社の販売方式と価格帯
2026年10月15日時点の各社公式サイトを見比べると、価格帯は3社とも税込120〜200円前後でほぼ横並びです。違いは地域展開と品ぞろえの作り方にあります。
| ファミリーマート | セブン-イレブン | ローソン | |
|---|---|---|---|
| 販売方式 | 鍋おでん(限定店舗)+チルドおでん | 鍋おでん(店舗により取り扱いなし) | 店内調理の鍋おでん(ナチュラルローソンは除く) |
| 公式掲載の品数 | 12品 | 33件(地域別の重複を含む) | 16品(沖縄限定4品を含む) |
| 大根 | 厚切大根 145円 | 味しみ大根 130.68円 | つゆしみ大根 160円 |
| たまご | 味付たまご 150円 | 味しみたまご 150.12円 | つゆしみたまご 160円 |
| 白滝・こんにゃく | 145円 | 120.96〜130.68円 | 135〜140円 |
セブンは地域ごとに具材を細かく変えている
セブン-イレブンの公式おでんページは地域を選んで表示する作りになっており、同じ「味しみ大根」でも茨城県向けと他地域向けで別の商品として登録されています。白滝は地域によって「糸こん」や「白こんにゃく」になるなど、地域の好みに合わせた作り分けが3社の中でもっとも細かいのが特徴です。価格はセブンも「店舗により取り扱いがない場合や販売地域内でも未発売の場合がある」と注記しています。
ローソンは店内調理で沖縄限定の具材も
ローソンは公式ページで「店内調理」をうたい、白滝135円、牛すじ198円、つゆしみ大根160円などを掲載しています。ナチュラルローソンでは取り扱いがなく、沖縄ではテビチ(289円)やソーキ(270円)など地域限定の具材があるのが面白いところです。ファミマで見つからない場合、同じ価格帯で鍋おでんを探すならローソンも候補になります。
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ファミマのおでんに関するよくある質問
- ファミマのおでんは販売中止になったのですか?
- 販売中止ではありません。2026年10月15日時点でファミリーマート公式サイトのおでんページに12品が掲載されています。ただし鍋おでんは2024年の公式発表で「限定店舗にて発売」とされており、置いていない店舗が多いのが実情です。
- ファミマのおでんはいつからいつまで売っていますか?
- 公式発表では2021年が9月7日、2023年が9月12日、2024年が9月24日の発売で、セール期間は2月末まででした。例年9月中旬〜下旬から2月末ごろまでが目安です。2025年以降は発売日のリリースが出ていないため、公式おでんページの掲載状況で確認してください。
- 近所のファミマにおでんが無いのはなぜですか?
- 鍋おでんは加盟店ごとの判断で取り扱いが決まり、人手不足や調理・清掃の手間、廃棄コストを理由に見送る店が増えたためです。日本経済新聞は2021年11月に、ファミマの提供店が約2割にとどまると報じています。
- 鍋おでんが無い店で代わりに買えるものは?
- チルド惣菜の「和風だし香るおでん」(税込328円、7種入り)が2026年10月時点で公式サイトに掲載されています。地域・店舗により取り扱いがない場合があるため、見当たらなければ店員に聞くか、レトルトおでんを通販で用意する方法もあります。
- ファミマのおでんの値段はいくらですか?
- 2026年10月15日時点の公式商品ページでは、厚切大根・三角こんにゃく・結び白滝・焼ちくわなどが税込145円、味付たまご・厚揚・だし巻玉子・あらびきウインナーが150円、餅入り巾着が185円、牛すじ串が198円です。地域によって価格が異なる場合があります。
まとめ: ファミマのおでんは「売ってない」のではなく「置いている店が限られる」
- 鍋おでんは2024年公式発表で「限定店舗にて発売」。2021年時点で全国約3,800店、日経は提供店2割と報道
- 背景は人手不足・調理と清掃の手間・廃棄コスト。加盟店ごとの判断で取り扱いが決まる
- 例年9月中旬〜下旬に始まり2月末ごろまで。2026年10月15日時点で公式ページに12品を掲載(税込145〜198円)
- 鍋が無い店ではチルド「和風だし香るおでん」(税込328円)、常備するならレトルトおでんが便利
- セブン・ローソンも価格帯はほぼ同じ。ファミマに無ければ近くの他チェーンも候補に
ファミマのおでんが見当たらないときは、まず店舗に電話で鍋おでんの有無を確かめ、無ければチルドおでんかレトルトで代用するのが近道です。価格や取扱店舗は変わりやすいので、この記事の情報は2026年10月15日時点のものとして、最新の状況はファミリーマート公式サイトで確認してください。
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